2008年10月01日
香港、台湾で相次ぎ「エレクトロニクス展」
薄型テレビ、デジタル機器で需要喚起
【カテゴリー】:海外(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:なし

アジア最大級のIT・家電総合展「CEATEC」が30日から幕張メッセで開幕したが、台湾、香港などのアジア勢も今月、相次いでエレクトロニクス展を開く。CEATEC会場で明らかにした。

 幕張メッセの会場では、ソニーが11月に発売する薄さ9.9ミリの40型液晶テレビや昨年末商品化した薄さ0.3ミリの11型有機ELテレビ、また、シャープは10月15日に発売する薄さ2.28センチの65型液晶テレビ(バックライトにLED使用)、52型液晶テレビなどを出展した。

 パナソニック(旧松下電器産業)は、家庭の壁一面が画面となるライフウオールを展示、注目された。全体に省エネ化やネットワーク化、環境負荷の低減が目立つ。

 この日本勢の積極的な商品攻勢に対して、液晶テレビのデスプレイやデバイスで先行する台湾、香港なども会場に展示小間を設け、売り込みを図るとともに自国での展示会のPRに努めている。

 台湾では7日〜11日、台北の世界貿易センターで第34回台北国際エレクトロニクス展(TAITORONICS2008)を開く。1,200社余が12エリアの製品を2,600ブースに出展する。

 LEDエリア、安全管理デバイスエリア、関連部品エリア、IC設計エリア、インテリジェント省エネハウスなどが中心。台湾国際RFIDアプリケーション見本市、台湾国際太陽光発電フォーラム・見本市、台湾ブロードバンド通信見本市も併催される。
 (問い合わせは台湾貿易センター東京事務所 TEL:03-3514-4700)

 香港では香港貿易発展局(HKTDC)が10月13日から16日まで、香港コンベンション&エキジビションセンターで香港エレクトロニクス・フェア(秋)を開催する。2,500社余が3,700以上のブースに展示する。

 オ—ディオ・ビジュアル製品、電子周辺機器、家電製品、マルチメデア製品、電子ゲーム、セキュリティー機器、通信関連機器などが出展される。昨年は5万8,000人のバイヤーが訪れた。
 (問い合わせは香港貿易発展局 TEL:03-5210-5850)