2008年10月01日
新日石化学のエチレン装置の定修が終了
メタセシス装置ともどもフル稼働へ
【カテゴリー】:経営(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:新日本石油化学

 新日本石油化学は30日、川崎のエチレン装置の定修を終了して稼動を再開した。設備能力は、定修実施年ベースで年産404,000トン。
 
 同工場内のメタセシス装置も同じく30日に定修を完了して再稼動した。同装置のプロピレンの生産能力は同145,000トン。
 
 同社では、両設備とも過去約1ヵ月にわたって運休していたので当面はフル稼働が必要と判断している。11月以降については、ポリオレフィンなど主要誘導品の需要動向次第で調整していく考えだ。
 
 これでエチレンセンターで定修を実施中なのは出光興産・徳山の同686,000トン設備だけとなった。同工場の定修は10月末に終了の見込みで、その後は来春まで定修はない。