| 2008年10月09日 |
| サウジ・Saharaの大型エチレン装置が完工 |
| 子会社のSEPCの誘導品設備も近く完成 |
| 【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:なし |
複数の大手商社によると、サウジアラビアのサハラ(Sahara)がアルジュベイルで進めていた大型エチレンプラントの建設工事がこのほど完工した。 同プラントの生産能力は年100万トン。エタンとプロパンを原料に使用する。サウジアラビアでは一昨年いらい合計4基の大型エチレンプラントの建設工事が同時並行的に進められているが、多くの建設工事が遅れ気味であり、サハラだけが当初の予定通りのスケジュールで完工にこぎつけた。中東全体では、今年に入ってからイランのPC-10(年産132万トン能力)に続く2基目のエチレン新プラントとなる。 多くの商社では、同プラントの本格稼動入りは11月中旬になると予想している。これに合わせて、サハラとバゼルのJVのSEPCがLDPE、HDPE、VAMの各装置を近く完成させる模様。設備規模は、LDPEとHDPEがともに年産40万トン、VAMが同33万トンと伝えられる。これらの誘導品装置が円滑に稼動すればサハラのエチレンはすべてグループ内で消化される。 |