2008年10月20日
キャボット藍星、天津でフュームドシリカ計画の起工式
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

(上海発=特約)

キャボット藍星(天津)化学は10月16日、天津の天津臨港工業区で新しいフュームドシリカ計画の起工式を行なった。

同社はキャボットが 75%、藍星グループが25%出資するJVで、40百万ドルを投じて年産6400トンのフュームドシリカ工場を建設する。 2010年央に生産開始の予定。

原料のメチルトリクロロシランは藍星天津の20万トンのシリコーン工場(現在建設中で、2009年末に完成、2010年央に生産開始予定)から供給する。

キャボットでは、中国やアジア太平洋地区の需要は増加しつつあり、このプロジェクトは藍星グループのシリコーン事業の拡大に貢献するとともに、キャボットの同地区の需要家への製品供給に役立つとしている。
藍星グループの親会社のChemChinaでは、新プラントは最新鋭のプラントで、中国のシリコーン事業の拡大に貢献するとしている。

キャボットと藍星はほかにキャボット藍星(江西)化学というJVを持っている。
キャボット90%、藍星10%の出資で、2006年8月に江西省九江市に公称能力4800トン、実質5000トンのフュームドシリカ工場をスタートさせた。