| 2008年10月23日 |
| 中国、一部製品の輸出増価税の還付率引き上げ |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
中国財政部と国家税務総局は21日、2008年11月1日から3486品目の製品について、輸出増価税の還付率を引き上げると発表した。 中国経済は輸出に大きく依存しているが、米国経済の減退により輸出が減少しており、 浙江省や広東省では倒産する企業も増えている。 今回の措置はこれに対応するもので、内容は以下の通り。 繊維製品と衣類:14%にアップ(本年8月に11%から13%にアップ) 一部の玩具製品:14%にアップ。 日用のセラミック製品:11%にアップ 一部のプラスチック加工製品:9%にアップ 一部の家具製品:11%と13%にアップ このほか、抗エイズ薬などの付加価値の高い製品の還付率も引き上げられる。 詳細(中国語)は http://www.mofcom.gov.cn/accessory/200810/1224638833571.xls 中国では昨年までは輸出の急増で米国からの批判を受けており、輸出の急激な増加を抑えるため、2006年9月と2007年7月に一部製品の輸出増価税還付率の引き下げをおこなった。 輸出増価税還付とは輸出製品の購入の際の増価税、輸出製品の製造のための原料やサービスの購入時の増価税を払い戻すもの。 中国では財、サービスの販売時、輸入時には原則 17%の増価税(付加価値税)がかかる。(販売業者は、その購入又は製造にかかわる原料サービスの購入の代価に含まれる増価税の控除を受ける) 製品の輸出に関しては増価税は免除され、その製品の購入又は製造にかかわる原料サービスの購入の代価に含まれる増価税に関しては、政策的にその全部又は一部がリベートとして払い戻される。 |