| 2008年11月07日 |
| アジアのオレフィン相場が続落 |
| エチレンは極東も東南アジアも380ドルに |
| 【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品、市況) 【関連企業・団体】:なし |
大手商社各社によると、アジア地域におけるオレフィンのスポット価格がさらに下がってきた。 エチレンの直近のCFR価格は、極東でも東南アジア諸国でもトン当たり380ドルとなっている。前の週の平均に比べるとおよそ50ドル安となる。一時期のように週単位で100ドルづつ下がり続けることはさすがになくなったものの、下降傾向に歯止めがかかる気配はまだ現れていない。これには、石油化学誘導品全体の需要の縮小が大きく影響していると見られる。また、イランから安価なエチレンが引き続き流入を続けていることも少なからず作用しているようだ。 一方のプロピレンのCFR価格は、同じアジアでも地域によってかなり異なる。極東では同320ドルまで下がっている。同じく50ドル前後値下がりしている。しかし東南アジア地域では、400ドルを維持している。東南アジア地域では需給バランスが極東ほど緩和していないためと見られている。 |