| 2008年11月12日 |
| エチレンセンターの稼働率、10月は統計史上最低 |
| 98年8月の89.6%を0.5ポイント下回る。 |
| 【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:なし |
わが国のエチレンセンターの10月の平均稼動率(定修による運休プラントを除く稼働率の平均)は速報ベースで89.1%となったが、経産省の調べによるとこれは同省が同センターの月間稼働率統計を取り始めた1996年1月以降で最も低い率であることがわかった。 過去12年10ヵ月の間で月間平均稼動率が最も低かったのは、アジア全体が深刻な経済危機に見舞われた1998年の8月に記録した89.6%であった。10月はそれを0.5ポイント下回っている。また前月に対しては3.7ポイント、前年同月に対しては9.2ポイントそれぞれ低くなっている。SM、EG、VCM、PTA、ポリオレフィンなどほとんどの誘導品の内外需が一段と縮小してきたことによるもの。エチレンプラントの月間平均稼働率が90%を割り込んだのはこれが2度目。11月に入って稼働率をさらに引き下げるところが多い。 |