| 2008年11月12日 |
| タイのIRPCもエチレン設備を全面運休 |
| PEやSM等の誘導品の需要低迷に対応 |
| 【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:なし |
複数の大手商社によると、タイの石油化学企業の一つであるIRPCは10日に年産35万トン能力のエチレンプラントの操業を休止した。 同社からエチレンを受給しているTPIが、アジア地域全域におけるポリエチレンやSM(スチレンモノマー)の需要の大幅な縮小に対応して全てのプラントを一定期間運休することにしたのに伴って取った措置という。TPIが保有する誘導品プラントの年間生産能力は、LDPEが14万トン、HDPEが12万トン、SMが20万トン。 IRPCのエチレンプラントの運休期間は2週間となる模様。運休期間は短いが、これでアジア地域で全面運休となったエチレンプラントは韓国・SKの21万トン装置と台湾・FPCCの120万トン装置を合わせて3基となった。 |