| 2008年11月27日 |
| 中国の10月の化学品輸入、化成品も依然低調 |
| オレフィンは引き続き前年を大きく上回る |
| 【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品、実績/統計) 【関連企業・団体】:なし |
中国が10月中に輸入した化成品の多くが引き続き前年同月の実績を下回った。主要9品目のうち6品目が前年同月を下回っている。VCM(塩ビモノマー)の55.6%減、AN(アクリロニトリル)の47.0%減など前年同月を大きく下回っている品目が多い点が特徴的といえる。 前年を上回った3品目の中ではEG(エチレングリコール)と酢酸の大幅増が目立つ。TPA(テレフタール酸)はめずらしく前年を上回ったが、伸び率は1.0%にとどまっている。 エチレンとプロピレンは増加に転じている。ともに前年同月を5割近く上回っている。中東からの輸入はゼロとなったが、韓国や日本からの輸入が大きく増えた。 1月から10月までの累計も9品目のうち6品目が前年同期を下回っている。酢酸の38.0%減とANの33.2%減が特に目を引く。前年を上回ったのはEG、BPA(ビスフェノールA)、酢ビの3品目。この中ではEGの9.3%増が目立つ。 一方のオレフィンは、エチレンが60.2%増、プロピレンが24.9%増とともに高い伸び率となっている。 中国による主要化成品とオレフィンの10月の輸入通関数量と累計は別表の通り。 【関連ファイル】 中国による主要化成品の10月の輸入通関数量 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1227750732.xls |