2008年12月05日
ダウ、主力のテキサス工場で減産
【カテゴリー】:海外
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 ダウは自動車や他の消費財の需要の激減を受け、主力のテキサス州Freeport 工場で減産を行い、契約工をレイオフする。地元紙が伝えた。

 工場では12月15日から1月5日までコンプレックスの生産を35%に落とし、メンテナンス及び操業の契約工約4000人のかなりをレイオフする。一部のプラントはフル稼働するが、完全停止するプラントもある。

 フルタイムの4500人の従業員はレイオフされないが、非重要部門の従業員には減産期間中、自宅勤務や休暇を取るなどを求める。需要に対応した人員で操業を行なう考え。1月5日以降どうするかは今後考えるとしている。

 Texas City工場についても同様の措置を取る模様。

 Freeport工場は、エチレン 155万トン、プロピレン 58万トン、LLDPE/HDPE 25万トン、LDPE 30万トン、MEG 42万トン、SM 64万トンの能力を持つ。

 Texas City工場は、VAM 33万トン、プロピレン 7万トンの能力を持っている。

 化学業界では全世界で減産が行なわれており、BASFも11月19日に、世界の80 程度のプラントを停止し、更に100程度のプラントで減産すると発表している。