| 2008年12月10日 |
| シノペック金陵石化、南京でPX生産開始 |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
(上海発=特約) シノペック子会社の金陵石化はこのたび、江蘇省南京市で新しいパラキシレン工場をスタートさせた。 418百万ドルを投じたもので、パラキシレン60万トンに加え、オルソキシレン20万トンを生産する。2005年に認可を受けた。中国政府はPTA/PET業界の急成長に伴う原料パラキシレン不足に対応するため、6つの大規模パラキシレン計画を承認したが、これはその一つ。 既報 http://chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=20733 原料の混合キシレンは自社で供給、製品パラキシレンはシノペック儀征化繊のPTA用に供給され、オルソキシレンはポリアミド、DOP用に自消する。 同社の精製能力は13百万トンで、ポリアミド10千トン、DOP15千トンのプラントを有している。 同社はこれまで混合キシレンを同じ南京のシノペック揚子石化の年産80万トンのPX用に供給していた。今後は揚子石化は他のシノペック子会社からの供給を求めることとなる。 中国のパラキシレンの輸入量は2006年は184万トン、2007年は290万トンとなっている。 |