2008年12月16日
Sunoco、化学品部門の売却を検討
【カテゴリー】:海外
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 米国の石油会社 Sunoco は12月15日にアナリスト説明会を開催したが、その中で、能力で北米3位のPP、北米1位のフェノールを含む化学品部門の売却を考えていることを明らかにした。

 化学品部門については、
1)利益は計上しているが、投資に見合った目標利益率は達成していない
2)世界経済の悪化で今後の市場見通しは明るくない
とし、事業売却を積極的に進めていく、リーズナブルな価額で売却できれば実行するとしている。

 同社は1886年に設立され、その後買収を通じ、事業を拡大してきた。

 化学品部門については、2001年に三菱商事からAristech Chemical を買収、2003年にEquistar (Lyondell 子会社)からBayport の18万トンのPP設備を買収した。なお、2004年に無水フタル酸、オキソ、エステル、2-エチルヘキサノールなどの可塑剤事業をBASFに売却している。

 現在の化学品事業の内容は以下の通り。
 PP 1,150千トン(北米第3位)
 フェノール 930千トン(北米第1位)
 アセトン 580千トン
 ビスフェノールA 98千トン
 その他、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサンほか