2008年12月16日
EPSの出荷、11月はさらに縮小
前年同月比が23.4%もの減少に
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:発泡スチレン工業会

 発泡スチレン工業会の集計によると、EPS(ビーズ法発泡スチロール)の11月の総出荷数量は11,868トとなった。前年同月の実績を23.4%下回っている。
 
 これでEPSの月間出荷量は4ヵ月連続の前年同月割れとなった。7月に前年同月を7.7%上回ったのを除いて今年に入ってこれが10度目の前年同月割れである。出荷の規模も11月は今年に入ってからの最小規模である。前年同月に対する縮小率もこの11月が最も大きい。
 
 分野別に見ると、最大消費分野の水産向けが24.1%もの縮小となっているのが特に目を引く。他の主要分野も軒並みマイナス成長で、しかも縮小率がこれまで以上に大きい。
 
 この結果、1月から11月までの総出荷量は前年同期比9.9%減の146,581トンとなった。この場合も水産向けの10.0%減が大きく影響している。これで今年の年間総出荷量が前年を下回ることが確定的となった。その場合は4年連続の前年割れとなる。
 
 EPSの11月の出荷実績と累計は別表の通り。

【関連ファイル】
EPSの08年11月の出荷数量と累計
https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1229418641.xls