2008年12月20日
ランクセス、シンガポールのブチルゴム計画を延期
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:ランクセス

 ドイツのランクセスは世界中での化学製品需要の減少を受け、投資計画の延期を決めた。

 同社は今年2月、シンガポールに年産10万トンのブチルゴム生産拠点を新設すると発表した。

   既報 http://chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=23462

 世界的に急増しているブチルゴムの需要に対応するもので、稼動入りは2010年の予定であったが、これを2012年に延期する。来年1月に予定していた起工式も秋に延ばすこととした。

 このほか、ドイツのレバークーゼンとベルギーのアントワープでの増設、レバークーゼンからコロンへの本社移転も延期される。

 同社では、需要が今後も低水準のままなら、グローバルに更なる対策を取るとしている。