2008年12月25日
広州−東莞−深せんの都市間軌道交通 先週から建設工事 2011年末完成
【カテゴリー】:海外
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 発展を続ける広東省の広州市は市と東莞(草かんむりに完)−深せん(土へんに川)を結ぶ都市間軌道交通の建設を計画していたが21日、着工した。完成は2011年末を予定している。同軌道交通はこのほど国務院の承認を得た。総工費約197万元、全長87キロである。

 東莞、深せんは珠海や汕頭(福建省)などとともに1972年から経済特区として政府から認められ、急速に発展した。3市とも珠江デルタにあり、東莞、深せんが香港に隣接している関係で、広州との一大経済圏に広がった。

 3年後、珠江東岸の1時間経済圏が形成される。中国では渤海湾(北京、天津、唐山)の華北地区、上海、蘇州などの華東地区の両デルタ地区と並んで珠江デルタが有名だが、この軌道交通の完成で、地域経済が一体化、さらなる発展が進むものとみられている。