| 2009年01月19日 |
| 遼寧の大連と黒竜江の牡丹江を結ぶ鉄道着工 |
| 吉林の通化市、図們市を通る東北東部鉄道 |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
中国鉄道省は東北旧工業地帯の振興を促す東北東部鉄道の建設工事を年初に開始した。遼寧省の大連市と黒竜江省の牡丹江市を結ぶ鉄道(全長1,380キロ)で、前陽(金山湾)—荘河区間(165キロ)と吉林の通化—潅水区間(179キロ)の工事。2年半後に完成すれば東北東部鉄道が全面開通することになる。 昨年末にはすでに白河—和竜間の工事が完成している。東北東部鉄道は既存のハルピンー大連、丹東—大連、瀋陽—丹東など13本の鉄道に連結。遼東半島の海岸、中国と朝鮮の国境、中国とロシアの国境を走る計画。 東北3省の中で特に遼寧省は大連長興島臨港工業区、営口沿海産業基地、錦州湾沿海経済区、丹東産業園区、大連花園口工業園を「5点1線」沿海経済ベルトとする戦略や瀋陽経済圏、西北経済圏の発展を目指し、産業の活性化を進めている。鉄道の開通でインフラの複合的な整備が進む。 今回着工した前陽—荘河間は国家1級単線鉄道。鉄道省と遼寧省が37億5,000万元を共同出資。貨物輸送能力は年1,000トン、旅客列車運行は1日14往復。90の橋と5本のトンネルを建設し、18の駅を設置する。 通化—潅水も国家1級単線鉄道。鉄道省、遼寧省、吉林省が45億元を出資する。旅客運行は1日9往復、貨物輸送能力は1,400トン。57本の橋と33本のトンネル、18の駅を設置する。 |