| 2009年01月20日 |
| 「09年も前年割れを覚悟」と水谷会長 |
| 記者懇談会でPSの需要について私見を表明 |
| 【カテゴリー】:行政/団体(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:なし |
日本スチレン工業会の水谷茂会長(PSジャパン社長)は、20日に同工業会が開いた定例の記者懇談会でPS(ポリスチレン)の08年の生産出荷実績に対する所感を述べると共に、09年の需要についての私見を明らかにした。 この中で同会長は09年の需要に関しては「様々な見方があるが、私は今年もマイナス成長が避けられないと判断している。08年を5%程度下回るのではないか」と述べ、引き続きPS業界全体が厳しい減産を継続していくことが必要との考えを披露した。 08年の動向については「原油価格の乱高下によってPS業界も大きな混乱に巻き込まれた。しかも年終盤には、いわゆるリ−マンショックに端を発した世界同時不況よる全ての分野の需要の急激な縮小に原料の先安観測の広がりによる多くの需要家の買い控えが加わって、業界全体がかつてない低率稼動を余儀なくされた」と総括、加えて「軽視できないのは、懸命に各社が減産したにもかかわらず在庫が適正規模を大きく上回る2.1ヶ月分に膨らんだ点」と加え、在庫の早期縮小が大きな課題となっている点を強調した。 一方、09年の展望については「特別な要因が複雑にからんだ昨年第4・四半期のような大幅な需要の落ち込みがこの第1・四半期も続くとは思えない」と1〜3月期は最悪の事態から抜け出せる公算が大きいとの見方を示した。しかし直ぐに言葉を継いで「年前半は前年割れが続くと見るのが妥当で、内外の需要が回復に向かうのは後半に入ってからとなろう。したがって、年計の需要は国内向けが72〜73万トン、輸出を含めると75〜76万トンにとどまると予想している。08年の実績を4〜5%下回ることになるのではないか」と語り、引き続き需給バランスの均衡に注力していく必要があるとの考えを示した。 |