| 2009年01月27日 |
| SMの極東市況が急上昇 減産効果か、650〜660ドル唱え |
| 【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品、市況) 【関連企業・団体】:なし |
大手商社筋によると、ここにきて極東地域におけるSM(スチレンモノマー)のオファー価格が急上昇してきた。 直近のCFR価格は、中国着を例に取るとトン当たり650〜660ドルとなっており、1ヵ月前に比べると同70〜80ドル高い。最近のボトムの昨年11月下旬に対比すると同100〜110ドル値上がりしている。 これには、昨年夏場以降に日本、韓国、台湾といった極東地域の大手SMメーカーが大幅減産を継続してきたことによって市場に需給タイト感が出始めたことが大きく作用していると見られる。 もっとも、市場関係者の中には、現在のオファー価格は大手トレーダー間で提示されているものにすぎず、需要家の多くは旧正月休暇を取っていてほとんど関与していないと指摘する向きが少なくない。旧正月休み明けに需要家各社がどういった内容の引き合いを寄せてくるかが注目される。 |