| 2009年01月28日 |
| 中国のPE袋の輸出、前年割れに |
| 最大輸出先の米国向けの大幅減が影響 |
| 【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品、実績/統計) 【関連企業・団体】:なし |
中国によるPE袋の12月の総輸出量は98,623トンで、前年同月の実績を9.9%下回った。これで4月以降9ヵ月連続の前年同月割れとなり、その結果年間の総輸出量は前年比5.9%減の115万8,268トンとなった。 12月の輸出が引き続き前年同月を下回った最大の要因は、最大の輸出先である米国向けが14.9%減の25,997トンにとどまったことにある。また、米国に次ぐ市場規模の日本向けこそ0.9%増の23,225トンで10ヵ月連続して前年同月を上回ったものの、第3位以下の香港、英国、ドイツ、豪州向けが軒並み前年割れとなったことも大きく影響したといえる。 年計が前年割れとなった大きな要因も、米国向けが前年比10.0%減の309,157トンと大幅に縮小した点にある。また、第2位以下の主要仕向け先も日本を除いて全て前年を下回っている。日本向けは5.9%増の266,495トンと大きく伸びたが、香港向けは9.9%、ドイツ向けは8.1%、英国向けは21.5%、豪州向けは1.4%それぞれ前年を下回っている。 拡大一途できた中国のPE袋輸出も大きな曲がり角にきたといえそうだ。 |