2009年02月03日
PETボトルのリサイクル、12月は再び前年超えに
繊維化が引き続き大きな伸び、累計も8.6%増と順調
【カテゴリー】:環境/安全(原料/樹脂/化成品、実績/統計)
【関連企業・団体】:なし

 容器包装リサイクル法によるPETボトルの12月のリサイクル数量は8,512トンで、前年同月の実績を1.9%上回った。11月の実績は今年度に入って初の前年割れの2.8%減となり、先行きが警戒されたが、12月は小幅ながらも再び前年超えに戻った。

 12月の場合も、これまで同様に使用済みPETボトルのほとんどが繊維とシートに再生加工されている。ただし前年対比は大きく異なる。繊維化は5,173トンで前年同月比14.0%増と大幅な伸びを遂げているが、シート化は3,045トンで同12.6%減と逆に大きく落ち込んでいる。

 一方、同ボトル全体のリサイクル量の4月から12月までの累計は93,930トンとなった。前年同期の実績を8.6%上回っている。残る3ヵ月がよほど縮小しないかぎり年度計も前年を上回ることになる。
 同期の場合も多くが繊維とシートに再生されている。繊維化が53,743トン、シート化が34,437トンで、前年同期比は繊維化が13.5%増、シート化が4.3%増とともに高い伸び率になっている。反面、ボトル化は同16.0%減の3,075トンで縮小の一途をたどっている。