2001年05月09日
SMアジア市況、連休明けからやや上昇、530ドル前後に
需要は未だ回復せず、減産解除すれば再び下落する可能性も
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 SM(スチレンモノマー)のアジア市況は、連休から明けた今週に入ってやや上昇、トン当たり530ドル前後となっているもようだ。ただし、市場関係者には需要が明確に回復に向かっているという実感はなく、SMメーカーの動き次第で再び下がることも懸念されている。
 アジア市況は年初から下落し、旧正月直前に先高観から上昇したが再び下がり始め、3月下旬にはトン当たり530ドル前後まで下落した。その後3月末には一度反転したものの4月に入り再び500~510ドルまで下落していた。
 市場関係者によると、「一時FOB価格で460ドル前後まで落ち込んでいたが、現在は500ドルまで上昇しており、これを韓国、台湾から持ち込むと530ドル水準になる」としている。
 ただし、現在の市況上昇は、需要が回復しているというわけではなく、韓国および日本の定修や減産の取り組み、また樹脂レベル、製品レベルの在庫が減ってきていることが原因だと見られている。このため今後の見通しについては、「韓国勢が定週から明けてくる6月の取引は心配だ。市況が少々回復したからといって、各社が稼働率を戻すとまた厳しい状況になる」としており、先行きを懸念している。