2009年02月10日
SMの1Qの生産量が大幅に縮小
生産調整のための運休が相次ぐ
【カテゴリー】:経営(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 SM(スチレンモノマー)メーカーによる今年1〜3月期の総生産量が従来の四半期ならびに前年同期の規模を大幅に下回るのが確実となってきた。

 これまでのような稼働率の引き下げだけでは需要の低迷に十分な対応が不可能と判断して、系列単位でプラント全体の操業を休止するなり、定修を前倒しするなりするところが相次ぎはじめたじことによる。1月から3月末までの3ヶ月に運休する設備は計4基を数え、3月末以降も少なくとも3基が運休となる公算が高い。

 1〜3月期中に設備を運休するのは電気化学工業、新日鉄化学、旭化成ケミカルズ、出光興産の4社で、この結果年産ベースで110万トン強の生産減が実現すると見られる。同業界の年産総設備能力の3分の1が止まることになる計算だ。
 これに加えて、三菱化学や日本オキシランなど他のSMメーカーもほとんどが40%前後に稼働率を落としていく構えにある。

 しかも4月以降についても、内外の需要が大幅に回復しないかぎり、別の系列を運休するなり稼働率をもう一段引き下げるなりの措置を講じると述べる企業が多い。このままいくと、国内のみならず大口市場の中国を中心としたアジア地域のSMの製品在庫は着実に縮小していくことになりそう。