2009年02月19日
EPSの1月の出荷、前年の23.6%減に
前年同月割れが連続6ヶ月におよぶ
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(実績/統計)
【関連企業・団体】:発泡スチレン工業会

 発泡スチレン工業会が19日に集計したところによると、発泡スチレンビーズ(EPS)の1月の総出荷数量は9.338トンとなった。前年同月の実績を23.6%下回っている。これで6ヵ月連続の前年同月割れとなった。
 
 1月も主要需要分野の全てが前年同月を大幅に下回っている。最大消費分野の水産用は4,564トンで前年同月比19.8%減となっており、前年同月割れが6ヵ月連続となった。
 またその他成型品用は1,994トンで同26.2%減、ブロック用は1,158トンで同17.6%減、家電用は1,008トンで同32.9%減、農業用517トンで同37.5%減となっている。ブロック用は4ヵ月連続、その他成型品用と農業用はともに6ヵ月連続、家電用は18ヶ月連続してそれぞれ前年同月を下回っている。ネダ用と一枚焼きはともに絶対量が小さく、前者は94トンで同2.2%増、後者は3トンで同50.0%減となっている。
 
 これらの中では、家電用が長期にわたって前年割れを続けているにに加えて縮小幅が一段と大きくなっている点が特に目を引く。