| 2009年03月19日 |
| 汎用5樹脂 出荷の前年割れ7ヵ月連続に |
| 国内向けは5ヵ月連続の前年を下回る |
| 【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:なし |
ポリオレフィン3樹脂すべての出荷が2月も引き続き前年同月の実績を下回ったことによって、PS(ポリスチレン)とPVC(塩ビ樹脂)を合わせた汎用樹脂5品目のすべての出荷が2月も引き続き前年同月を割り込んだ。汎用5樹脂の月間出荷量は、昨年8月から7ヵ月連続で5品目すべてが前年同月を下回った。汎用樹脂の出荷がこれだけ長期にわたって前年割れを続けるのは異例のことだ。 国内向け全品目の前年割れは5ヵ月連続となっている。この中で2月の縮小率が一段と大きくなっている点が特に目を引く。LDPEの26%減が最も小幅で、他の5品目はHDPEが30%、PPが33%、PSが34%、PVCが31%減とすべて30%台の縮小となっている。 一方の輸出は樹脂によって増減に大きなばらつきが生じている。ポリオレフィン3樹脂はすべて2ヵ月連続の大幅増となっており、PVCも3%増と小幅ながら前年超えに転じている。しかしPSは62%減で6ヵ月連続の前年割れとなった。3月の出荷も軒並み前年同月を下回る公算が濃厚。 |