2009年03月23日
DSMとロケット社 バイオ工程を基礎としたコハク酸を年内に商品化
【カテゴリー】:新製品/新技術(環境/安全)
【関連企業・団体】:DSM

 DSM(本社:オランダ)とロケット社(ROQUETTE、本社:フランス)は9日、欧州のバイオ産業界最大級のイベント世界生命科学フォーラム、「バイオビジョン」(BioVision)において、フランス レトレム(Lestrem)のバイオ工程を基礎としたコハク酸実証プラントを2009年末までに稼働させると発表した。試験生産により、バイオ工程を経たコハク酸製造が収益をあげられることが証明されている。

 また、環境に優しい「グリーン」なコハク酸として顧客へ試験的提供も行われている。特にポリマーや樹脂、食品、医薬品などの製品に用いられる化学成分のコハク酸が、初めてバイオ技術を用いて製造され、原油や天然ガスなどの原料ではなく、発酵技術を用いて澱粉からコハク酸を製造する手法を開発した。2011年、2012年の本格稼働に向けて、製造工程の調整を行うことにしている。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1237795396.pdf