2009年03月24日
中国商務部、インドネシアとタイ原産の輸入ヌクレオチド食品添加物にダンピング調査開始
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 中国商務部は3月24日、公告19号を出し、インドネシアとタイ原産の輸入ヌクレオチド食品添加物に対しダンピング調査を開始すると発表した。

本年2月1日に広東肇慶星湖生物科技が中国メーカーを代表して調査を要請した。

 ヌクレオチド食品添加物はうまみ調味料に使われる。具体的には「イノシン酸ナトリウム」、「グアニル酸ナトリウム」及び「リボヌクレオチドナトリウム」(前2者のほぼ50/50の混合物)で、イノシン酸ナトリウムは“鰹節”のうま味成分、グアニル酸ナトリウムは“干し椎茸”のうま味成分。

 調査対象期間は2007年10月1日から2008年9月30日まで、被害調査は2005年1月1日から2008年9月30日となっている。

 ヌクレオチド食品添加物については、商務部は日本及び韓国原産の輸入品について、2006年5月12日にクロの決定をしている。