2009年04月01日
中国のオレフィン輸入、2月も活発
日本品も前年同月の3倍前後の量に
【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品、実績/統計)
【関連企業・団体】:なし

 中国によるオレフィンの輸入は2月も引き続き活発で、前年同月の数量を大幅に上回った。エチレンは前年同月比90.8%増の89,571トンに、またプロピレンは同3.7倍の139,250トンとなった。

 エチレンは2ヵ月連続の前年超えで、1月との合計は前年同期比55.7%増の165,361トンになった。一方のプロピレンは5ヶ月連続の前年超えで、1〜2月合計は同2.64倍の248,072トンとなっている。

 いずれも、主要誘導品企業が国内需要の拡大に対処して買い付け量を増やしてきていることによるもの。

 エチレンの輸入では、引き続き韓国品がトップを占めている。2月の韓国品は同48.6%増の45,767トンとなっている。これに次ぐのは日本品の26,327トンで、前年同月の3.42倍に拡大している。
 注目の中東勢は、サウジアラビア品が9,593トン(前年同月はゼロ)、イラン品が7,884トン(43.3%増)となっている。
 プロピレンのトップは台湾品の54,839トンで、前年の2.93倍となっている。日本品は39,493トンで、韓国に次ぐ第3位を占めている。前年比は2.63倍に達している。