| 2009年04月01日 |
| 中国のPE袋の輸出、2月も引き続き不調 |
| 11ヶ月連続の前年割れ、日本向けも大幅減 |
| 【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品、実績/統計) 【関連企業・団体】:なし |
中国によるPE袋の2月の総輸出数量は59,325トンで、前年同月の実績を13.2%下回った。これで同国のPE袋の月間輸出量は昨年4月から11ヶ月連続で前年同月を下回る事態となった。長年にわたって拡大一途できたPE袋の輸出だが、いまや完全な袋小路に入っている感じだ。 2月の輸出が引き続き前年を割り込んだのは、これまでトップを保持してきた米国向けが18.0%減の14,252トンに縮小したのに加えて、米国に替わって第1位の座についた日本向けも同8.7%減の15,827トンと不調であったため。 うち米国向けは、5ヶ月連続の前年同月割れとなった。日本向けは同5.3%減となった1月に続いての前年割れである。ともに、大手量販店がレジ袋の使用自粛の動きを強めていることが要因と見られている。 この結果、中国のPE袋の輸出の今年1月と2月のトータルは151,300トンとなった。前年同期の実績を13.9%下回っている。うち米国向けは同14.8%減の28,280トン、日本向けは同6.3%減の37,478トンとなっている。 |