| 2009年04月09日 | |
| 住友化学、サウジ・エタンクラッカーが本格稼動 | |
| 【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:住友化学 |
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住友化学の持分法適用会社である「ラービグ・リファイニング・アンド・ペトロケミカル・カンパニー(ペトロ・ラービグ社)」は8日、石油精製・石油化学コンプレックスの基幹設備の一つであるエタンクラッカー設備が、本格的に稼動を開始したと発表した。 エタンクラッカーは、ポリエチレンやモノエチレングリコール(MEG)といった石油化学製品を生産する設備に、年産130万トンのエチレンを供給する。 また、ハイオレフィン流動接触分解装置(HOFCC)を稼動させるための、減圧蒸留装置(VDU)や、水素化処理装置(VGOHDT)の精製関連設備も、既に稼動準備が整っている。 HOFCCでは、減圧軽油(VGO)を分解して年産90万トンのプロピレン、日産5万9千バレルのガソリンを生産し、ポリプロピレンやサウジアラビアでは初めて生産されるプロピレンオキサイドなどの石油化学製品の設備にプロピレンを供給する。ポリプロピレンの2系列設備のうちの一つは、すでに、輸入プロピレンを原料として2月に試運転を完了している。 【ペトロ・ラービグ社の概要】 ・社 名 : ラービグ・リファイニング・アンド・ペトロケミカル・カンパニー ・設 立 : 2005 年9 月 ・資本金 : 8,760 百万サウジ・リアル ・出資比率 : 住友化学 37.5%、サウジ・アラムコ社37.5%、一般投資家25% ・本社所在地: サウジアラビア王国 ラービグ ・CEO : Saad F Al-Dosari ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1239236157.pdf |