2009年04月10日
JPP、ナフサ連動分以外の価格を据え置きへ
当面の4〜5月分について大方の需要家の同意得る
【カテゴリー】:市況(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:日本ポリプロ

 日本ポリプロ(JPP)は、ナフサ価格連動法式を採用している取り引き先を除く需要家向けの4月以降の同樹脂の販売価格を2〜3月分と同じレベルに据え置くことにして大方のユーザーの同意を得た。
 
 2〜3月の価格は、品種や取り引き数量の多寡の違い等によってかなりばらつきがあるものの、多くはナフサ1キロリットル当たり35,000円見合いの水準にあるという。当面の4〜5月分についてもそのレベルを維持していくこととしたわけ。この理由については、4月以降の原料オレフィンの価格がナフサ1キロリットル当たり35,000円以上に上昇する公算が濃厚となってきた点を挙げている。
 
 姉妹会社の日本ポリエチレン(JPE)や同業のプライムポリマー等も4月以降のナフサ価格が35,000円超えになると判断しており、このためJPP同様に非ナフサ価格スライド制の採用ユーザーに対して据え置きの意向を伝えて同意を得ていく構え。