2009年04月14日
アラブ首長国連邦のアブダビポリマーズ、石油化学第三期計画に着手
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 アラブ首長国連邦アブダビのアブダビポリマーズ (Borouge)はこのたび、第三期計画のFSを完了し、基礎設計エンジニアリングに入ることを決めた。

 Borouge はアブダビ国営石油が 60%、Borealis が40% 出資するが、Borealis は実質的にアブダビ国営石油の子会社となっている。

 同社はアブダビ市の 250 km西にあるRuwais に第一期計画を運営、第二期計画を建設中で、後者は2010年に完成の予定。
 第一期計画はエチレン60万トン、HDPE/LLDPE 60万トンを生産している。
 第二期計画はエチレン140万トン、プロピレン(OCT)75万トン、HDPE/LLDPE 54万トン、PP 80万トンの計画。

 第三期計画ではアブダビ国営石油の製油所・ガス処理工場の拡張で利用可能となる原料を使い、2013年第4四半期に生産を開始する。

 エタンクラッカーと250万トンのポリオレフィン(PP、HDPE/LLDPE、LDPE) を建設、既存設備と合わせるとポリオレフィン能力は2013年末には450万トンとなり、中東とアジアの需要増に応える。