2009年04月20日
上海市浦東新区が東京で投資説明会 5月19日
多国籍企業の本部設置状況、アウトソーシングも
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 上海浦東新区経済委員会は5月19日午後1時30分から、東京港区の六本木アカデミーヒルズ「タワーホール」(六本木ヒルズ森タワー49階)で「中国上海浦東新区投資説明会」を開く。呉泉国・同委員会主任を代表団長に区の幹部12氏が出席する。参加無料、要登録。問い合わせは国際貿易促進協会:TEL03-6740-8261,同区駐日経済貿易事務所TEL045-222-2063。

 同新区の経済発展状況、多国籍企業の地域本部設置やアウトソーシングの新たな政策を説明し、日本との一層の関係強化および合作プロジェクト推進を目的にする。中国沿海の開放都市地帯の中心部にあり、長江の入り口に立地している。面積570平方キロ、陸家嘴金融貿易区、張江ハイテクパーク、金橋輸出加工区、外高橋保税区、など4つの国家レベル開発区を持つ。08年末の人口305万人、過去15年に経済・社会環境が一新され、多くの多国籍企業が進出した。

 浦東に進出した外資企業はすでに1万6,967社を数え、うち日系は2,385社。多国籍企業の地域本部は116社あり、上海市全体の半分以上を占めている。新区はあらゆるビジネスチャンスに応えられるような多機能型の近代都市を目指している。先端製造業はもちろん金融、証券、先物取引サービス、情報サービス、近代物流、国際貿易、コンベンション、観光とリゾート事業などの建設に取り組む。近代サービスセンターの構築に取り組んでいる。

 上海全体としても黄浦江両岸総合開発プロジェクトの推進、浦東ハブ空港、深水港、情報基地の建設や2010年の上海万博の準備を進めている。同区は今後、中小企業の誘致にも力を入れたいとしている。