| 2009年05月15日 |
| 中国政府 装置製造業の調整と振興計画を発表 |
| 09-11年の総合対策・行動プラン |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
中国政府網(政府公式サイト)はこのほど2009-11年の装置製造業の総合対策行動プランとして「装置製造業調整・振興計画」を発表した。国産装置が国内市場を満たす市場占有率(シエア)を70%まで高め、産業の安定成長を実現するのが狙いとしている。 まず、重要装置の研究開発を飛躍させる。100万キロワット級原発設備、新エネルギー発電設備、高速列車(電動客車、マルチプルユニット)、高級数値制御(NC)工作機械,重要な基礎製造装置などの自主開発を実現する。基礎的付帯水準をたかめ、構造の最適化・高度化をはかり、成長方式を明確に転換する。 計画ではとくに (1)高効率クリーン発電、超超高圧(UHV)送変電など10大分野の重点プロジェクトによって装置製造業の振興を図る (2)鉄鋼、自動車など9大産業プロジェクトの自製化を進める (3)大型鋳・鍛造品、基礎部品、加工補助具、特殊原材料の製造レベルを高める (4)7項目の重点業務を推進する-に力を入れる。 この背景には中国が装置製造大国となったものの自主革新能力が弱く、基礎的製造水準が遅れていることや低レベルの重複建設が見られ、自主革新製品の普及応用が難しいなどの問題がある。 基本原則として装置の自製化と重点建設プロジェクト、自主開発と導入・消化・吸収を結びつけることや完成機械開発と基礎的付帯水準の向上、企業集団の発足と専門企業に対する支援を結びつける必要があるとしている。 |