| 2009年05月25日 |
| サウジと中国でエチレン新装置が相次ぎ完成へ |
| ヤンサブとEM/アラムコが6〜7月に前後して稼動の見込み |
| 【カテゴリー】:海外(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:なし |
複数の大手商社が入手した情報によると、6月から7月にかけてサウジアラビアと中国で大型の新エチレンプラントが相次いで完成して稼動に入る見通しとなってきた。 一つはヤンサブ(Yansab)がサウジ・ヤンブーで建設中の年産130万トンプラント。もう一つはEM(エクソンモービル)とサウジ・アラムコと中国・福建省が共同投資して華南で建設工事を進めている同80万トン装置。 うちヤンブーでは、同80万トン能力のL-LDPEとHDPEのスイングプランントと同70万トンのEG設備も同じ時期に完成となる見込み。 また華南では、同80万トン能力のL-LDPEとHDPEの併産設備が同時に完工となる模様。 中東では、今年に入ってからはサハラ(Tasnee/Sahara)の同100万トン装置とペトロ・ラービグの同130万トン設備に続いてこれが3基目のエチレンプラントの完工となる。このあとは、シャルク(Sharq)が建設中の同130万トン装置が今年11月前後に完成する予定。 中国での今年に入ってからの大型エチレンプラント完成はEM/アラムコの装置が初めて。これに続いては、7月中旬にBP/上海石化の同30万トンの増強工事が完工、次いで年末に独山子の同100万トンの新プラント建設工事が完成する見通し。 |