| 2009年05月29日 |
| 中国のLED生産が急速に増大、韓国、台湾を追い上げ 深せんが先行 |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
韓国、台湾がこれまでリードしてきたLED(発光ダイオード)生産を、中国が急速に追い上げている。今月下旬に深せん市で開かれた「第2回LED産業テーマ高級フォーラム」で明らかになった。 中国のLED生産は深せん、大連、アモイ、上海、南昌、楊州、石家荘の7大拠点を中心に生産されているが、同フォーラムを開催した深せんでは、すでに700以上の企業があり、08年に180億元余を生産したとしている。全国の生産の50%を占めるという。 同市はLED生産に特別資金を支援しており、2010年に280億元、15年には1,300億元の生産を目指す。生産額10億元以上の企業を10社以上に増やす方針で、全国1の生産拠点として維持、強化することにしている。 中国のLED生産は価格競争で市場が世界的に混乱、韓国、台湾、日本などの在来メーカーの増産意欲が低下したため、コスト競争力の優位性を武器に積極的な攻勢をかけている。また、製品の技術開発、エンジニアリング応用面でも発展している。 LEDは薄型液晶テレビのデスプレイ向けに市場を急拡大してきたが、このところ照明用にも需要を伸ばしている。寿命が長く、エネルギ—消費が少なく、反応が早いなどの特徴を持つ。 |