| 2009年06月11日 |
| 中国政府、バイオ産業の発展を重点的に加速 |
| 「中長期要綱と計画」徹底・実現へ |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
中国国務院の弁公庁はこのほどバイオ産業を早期にハイテク分野の支柱に育て、国の戦略的振興産業とする政策をまとめた。この中で「国家中長期科学・技術発点計画要綱(2006ー20年)」とバイオ産業発展計画(06ー10年、第11次5カ年計画)を徹底、実行に移すことを強調している。 政策目標、現代バイオ産業の重点分野、バイオ企業の発展・強大化、自主革新(イノベーション)の強力な促進、高資質人材の養成、財政・租税政策の支援強化、資金調達ルートの積極的拡大、良好な市場環境づくり、生物遺伝資源の保護とバイオセキュリティの監督管理および組織・指導の強化の10項目が狙い。 技術、人材、資金などの資源をバイオ産業に集積させ、バイオ技術の革新と産業化を促進し、バイオ産業の大規模化,集積化、国際化を加速させる。企業を主体に市場を構築し、産学研が結合した産業技術の革新システムを作り、人材を育成し自前の知的財産権を持つ一群の重要バオイ技術、製品、規格をマスターする。 また、多国籍経営をする若干の大型バイオ企業と自前の知的財産権を持つ一群の革新型中小バイオ企業を育て、産業集積度が高く、コア競争力が強く、専門化・分業の特色ある産業拠点をつくる。 バイオ技術の特許保護と遺伝子資源保護を強化し、生殖質資源の開発、利用水準を高め、バイオセキュリティを保障する。重点分野としてはバイオ医薬品、バイオ農業、バイオエネルギー、バイオマニファクチュアリング、バオイ環境保護などをあげる。 医薬品分野では生命・健康を脅かす重大な伝染病を予防、診断する新ワクチンや診断試薬を開発する。現代漢方医薬も研究開発する。農業分野では優良、多収穫、高収益,多抵抗性の農薬、林業新品種および野生動植物の繁殖資源を拡大する。 バイオ農薬、バイオ飼料、飼料添加物、バイオ肥料、動物ワクチン、診断試薬、動物用漢方薬、動物医薬品などの発展を図る。 |