| 2009年06月12日 |
| シリコンから有機ELの時代へ 2015年には実用化 7月1日に東京で発表会 |
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プリンターの感光体にはじまり、有機半導体を使った有機ELデスプレイや照明の用途が広まっている。将来的にはフレキシブルで印刷可能な新しいコンセプトの電子デバイスの研究開発が進み、新聞や雑誌を高速で印刷するような時代がやってくる。 シリコンからカーボン(有機材料)テクノロジーの時代への移行である。こうした時流に合わせて、7月1日午前10時から、東京・品川の東京コンファレンスセンターで照明、デスプレイ、太陽電池、トランジスタなどの研究者による「有機エレクトロニクスの最前線を探る」と題するセミナー(有料)が開かれる。 主催は日経BP(http://techno.nikkeibp.co.jp/seminar/09071.html)。テーマと講師は以下の通り。 ◇シリコンから有機へ、2015年にパラダイムシフトが本格化 谷口彬雄・有機エレクトロニクス材料研究会会長、信州大名誉教授 (この研究会が発足して25年になる。プリンターの感光体としてOPCが採用されたのがきっかけだったが、続いて有機EL、有機FETが開発された。カーボンや有機材料はなぜ無機材料を凌ぐのか。多様性やシステムをキーワードにその秘密を探る) ◇次世代光源技術、効率向上し照明分野へ、期待高まる有機EL 菰田卓哉・パナソニック電工先行技術開発研究所 (次世代照明の有力候補として有機ELが登場してきた。白色LEDは点光源であり有機ELは面光源。上質な照明空間が実現でき、将来的にはLEDと同じレベルの発光高効率が得られると期待されている。最新の開発動向と今後の展開をみる) ◇次世代デスプレイ技術、有機トランジスタが開く有機EL、電気泳動デスプレイの可能性 野本和正・ソニー先端マテリアル研究所 (有機薄膜トランジスタをアクティブ・マトリックス・デスプレイに応用しようとする機運が高まってきた。プラスチック基板が使えるため割れにくく、フレキシブルなユニークな形態の表示デバイスが可能になる。有機TFTのプロセスを塗布・印刷で行う方法を開発し、フレキシブル電気泳動型デスプレイの駆動にも成功した) ◇次世代エネルギー技術、コスト削減と耐久性向上をもたらす新しい有機薄膜太陽電池 山岡弘明・三菱化学OPV事業推進室 (有機薄膜太陽電池は太陽電池の重要な課題であるコスト低減の可能性をもつ。フレキシビリティ、デザインの自由度も大きい。ロールtoロール印刷などの大量生産方式が適用できる。塗布後加熱して半導体特性を有するものに構造変換できる) ◇次世代半導体技術、材料性能の向上とプロセスの開発進む、フレキシブル&プリンタブル半導体 鎌田俊英・産総研光技術研究部門 (有機、カルコゲナイド、酸化物、カーボンナノチューブ、シリコンの半導体5種) |