2009年06月16日
ソーダ工業など「緊急保証」から除外、新規追加26業種
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省、中小企業庁、日本ソーダ工業会

 中小企業庁は16日、08年10月31日から実施中の「緊急保証」の指定業種見直しを行ない、新たに産業用ロボット、不織布製造業など26業種を今月23日付で追加指定する一方、利用実績の少ないソーダ工業、綿紡績など5業種は同日かぎりで適用を打ち切ると発表した。
 
 この結果、対象業種は全体で781業種となる。
 
 ソーダ工業の場合は大手企業がほとんどで、対象となる中小企業が少ないうえ、これまで同制度の利用実績はゼロ。今後も利用する見込みがないところから適用除外することにした。
  
<用語の解説>
■緊急保証制度とは:2008年10月29日に政府与党が決定した新しい保証制度。原油に加えて原材料価格の高騰や仕入れ価格の高騰を転嫁できない中小企業の資金繰りを支援するための「セーフティネット」として、それまでの制度を根本的に見直した。指定業種に属する事業を行っている事業者は、金融機関からの支援が得られやすくなる。