| 2009年06月23日 |
| 北京ー上海高速鉄道に日本の東北新幹線「はやて」の技術 |
| 【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
中国南方車両集団が建設する、北京ー上海高速鉄道列車に日本の東北新幹線「はやて」(川崎重工)の技術が採用されることになった。同列車の名称は「和諧3号」。北京と上海間1,300キロを時速350キロ、5時間で走る。完成は2011年。 同集団は01年から川重と高速列車の車両技術について協力関係を結び、その後、06年に80億円で技術導入契約(時速220キロ)を結んだ。中国はこれをもとに一部計画変更し、設計時速を380キロ、試験時400キロとした。投資額は1,300億元(1兆8,200億円)に及ぶ。 高速化を進める上でシステムの安定性、運行の安全性、構造の信頼性、乗り心地の快適性などをクリアした。車両は北京ー上海のほか、武漢ー広州間、ハルビンー大連間で運行されるという。 北京ー上海高速鉄道は、南北方向、東西方向の新線鉄道4本と連結しているため、設定時速を200−250キロとして他路線へ組み込む作業を行った。このため、鉄道網の総合的な調整が求められたとしている。 |