2009年06月24日
ジェイ・プラス、フタル酸系可塑剤全製品値上げ
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:三菱化学、協和発酵ケミカル、ジェイ・プラス

 ジェイ・プラス(本社:東京都千代田区、北坂昌二社長=協和発酵ケミカルと三菱化学の合弁事業会社)は24日、原油・ナフサ価格の高騰に対応するため、フタル酸系可塑剤全製品の価格改定を実施すると発表した。
 
 対象製品はDOP、DINP、DIDP、D10/DUPの各製品で、いずれも7月10日納入分から1キログラムあたり24円値上げする。
 
 原油相場は再び反転し、6月中旬には1バレルあたり70ドル台に上昇、国産基準ナフサ価格も第3四半期には1キロリットル43,000円に達すると予測されている。こうした原燃料価格の高騰に伴うコストの大幅上昇は、自助努力のみでは吸収困難と判断し、製品価格への転嫁を決めた。
 
【株式会社ジェイ・プラスの概要】
<資本金と出資構成> :4.8億円(協和発酵ケミカル50%、三菱化学50%)
<生産拠点と能力> :◇川崎工場 100千トン/年 ◇千葉工場 80千トン/年 ◇四日市工場 80千トン/年