2009年06月29日
南京市で第2回国際サービス アウトソーシング会議開く
江蘇省・国際貿易促進委員会、世界から1700人参加
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

 江蘇省政府と中国国際貿行促進委員会は先週(6月23,24日)南京市の国際博覧会センターで「第2回中国国際サービス・アウトソーシング会議」を開いた。同省は製造業からの産業構造の改革、ハイテク、サービス業、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)などの発展に力を入れている。

 中国国貿促委、商務部代表らの挨拶の後、羅志軍・江蘇省長が「経済インフラの高い整備が進む中で08年に、当省ではオフショア業務で対前年比40%増の10億ドル、従業員25万人を達成した。今後のポテンシャリティも大きい。協力しあい明るい明日を開きたい。チャレンジのチャンスだ」と内外企業の参加を呼びかけた。

 同会議には中国の情報技術(IT)アウトソーシング会社や中国政府関係者、関連機講と協会の専門家、ソフトウエア園とハイテク開発区の代表者、コンサルテング会社など、またマイクロソフト、IBM、インテル、中国電信、華為、中興などの代表や幹部ら450人が出席した。参加者は総勢1,700人に及んだ。

 海外からはカナダ、イギリス、アメリカ、フランス、インド、日本、韓国などからサービス・アウトソーシングのマネージャー、商工会議所、ハイテク同盟、貿易関係者などが参加した。参加者の一部からは「中国での大規模会社の育成、インドとの競争力の強化、言語力不足の解消」などが提案された。

 同省では蘇州市、無錫市、南京市がアウトソーシングの中心地。この会議では常州市、南通市,鎮江市、楊州市、泰州市、宿迂市の6市についても拡大すると伝えられ、併設された展示会で紹介され。

 また、南京は中国政府が指定した11のアウトソーシング基地の一つである。席上、政府はこの指定基地を今春、20市(大慶、ハルピン、北京、天津、大連、済南、武漢、南京、無錫、蘇州、上海、杭州、合肥、南昌、長沙、深せん、広州、重慶、成都、西安)に増やしたこと明かにした。