2009年06月30日 |
ランクセス、シンガポールのブチルゴム計画を再延期 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:ランクセス |
ドイツのランクセスは昨年2月、シンガポールに年産10万トンのブチルゴム生産拠点を新設すると発表した。2010年稼動の予定であった。 しかし、昨年12月にこれを2012年に延期した。 既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=25800 6月29日、同社は世界的な経済危機に伴う需要の減少を受け、2014年稼動に再延期すると発表した。この期間を利用し、製造技術の更なる改良を行う。 同社では計画の延期はあるが、アジア重視は変わらないとしており、将来的にブチルゴム事業の世界本部をシンガポールに置く方向でシンガポール開発庁と交渉をしている。 また同社は最近、韓国No.1のハンコックタイヤとの間でブチルゴムの5年間の供給契約を結んだ。SBRとポリブタジエンゴムに関しては既に2007年に同社と長期供給契約を締結している。 |