2009年07月07日
プラ処理協、10年ぶりに更新した「石油化学製品のLCIデータ調査報告書」発行
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:プラスチック処理促進協会

 プラスチック処理促進協会はこのほど、1999年7月に発行した「石油化学製品のLCIデータ報告書」の更新版を発行した。これは、環境負荷の客観的・定量的評価手法であるLCA(ライフサイエンスアセスメント)を進めるための基礎データとして汎用プラスチックのLCI(ライフサイクルインベントリー)データを10年ぶりに更新して報告書としてまとめた。同協会は、300部を印刷し発行した。


 今回の更新版では、対象となる汎用プラスチックを7品種(低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、塩化ビニル樹脂、ボトル用ポリエチレンテレフタレート、発泡ポリスチレンビーズ)にポリメチルメタクリレート(PMMA)を加えて8品種に拡充し、汎用プラスチックの全生産量の75%を占めるようになった。

 このほか、(1)データの出典を明確にした(2)データの図式化に努めた(3)最新データを利用して精度を向上させた(4)計算の基礎になるデータを掲載し、データ集としても活用できるようにしたーのが特徴である。