2009年10月09日
デュポンが発表「利益回復に時間がかかる見通し」
【カテゴリー】:海外
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デュポンは10月7日、2008年の利益水準に戻るのに2年半から3年かかるとの見通しを発表した。

これには医薬部門の利益減が影響している。

2008年の税引前損益36.5億ドルのうち、医薬部門は10.25億ドルと28%を占める。

同社は2001年6月に医薬部門をBristol-Myers Squibbに売却したが、抗高血圧薬のCozaar とこれと利尿剤との合剤のHyzaarの権利は維持し、Merckにライセンスした。

現在の同社の医薬部門の利益はこの特許料である。

しかし、これらの医薬品の特許は9月にEUで失効、米国でも来年4月に失効する。

これに伴う利益の減少が大きい。