2001年04月12日
中小企業のIT化、いまや急務—中小企業庁が計画まとめ
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:中小企業庁

 中小企業庁は12日、中小企業のIT化に向けた課題や推進支援策を「中小企業IT化推進計画」としてまとめ、発表した。
 
 グローバルなマーケットに対応するには、ITの活用はいまや必須となっており、消費者の新しいニーズを的確に捉え、迅速に対応するためにも企業にとってITの活用は不可欠と現状を述べたあと、「中小企業が取り組む課題」として(1)経営者の意識改革と経営戦略—IT化を着実かつ計画的に推進させる(2)組織・人材・販売力の強化—取引き先などとの情報交換を活発に行い、営業展開と発進力の強化を図る、の2点が重要と指摘している。
 
 また、中小企業へのIT化支援策として、「国や地方公共団体、商工会議所などが連携してIT化を進める中小企業に対する支援や基盤整備を行う必要がある」と強調している。
 
 資金面でも(1)IT貸付制度の創設(2)戦略的リース事業の促進(3)税制面からの支援が必要としている。