2009年11月24日
協和発酵バイオ、「フィターゼ」で農林水産研究開発功労者表彰
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:協和発酵バイオ

 協和発酵バイオ(本社:東京都千代田区、石野修一社長)は24日、「飼料用フィターゼおよび環境保全型飼料の開発」が、農林水産省の農林水産研究開発功労者表彰で社団法人農林水産先端技術産業振興センター会長賞を受賞したと発表した。表彰式は11月25日、幕張メッセで開催される「アグリビジネス創出フェア2009」会場で行われる。

 畜産業界で大きな問題となっていた、家畜排泄物由来の環境汚染物質の低減に取り組んだ活動が評価された。

 同社が開発した飼料添加物「フィターゼ」は、飼料中に含まれる難消化性リン化合物(フィチン酸)を分解する酵素で、家畜排泄物中のリン量を低減することができる。
 
 同社はこの技術にアミノ酸を用いて飼料のタンパク質レベルを下げ、窒素排泄量を低減させる技術と融合させた「環境保全型飼料」を開発し実用化した。