2009年12月07日
住友化学、農業分野に本格進出 大分県に農業法人設立
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友化学

 住友化学は7日、100%子会社である大分ゼネラルサービス、日本エコアグロ両社とともに、農業法人「株式会社住化ファームおおいた」(仮称)を、大分県豊後大野市に設立すると発表した。
 
 新会社は今年5月、長野県に設立したイチゴ栽培の農業法人「株式会社住化ファーム長野」に続くもので、住化グループの農薬、肥料、潅水チューブ、農業用ポリオレフィンなどの農業関連製品を使い、高品質のトマト栽培事業を展開する。生産されたトマトは「日本エコアグロ」を通じて販売する。

 また栽培にあたっては、地元大分県、豊後大野市などの協力を得て、農場候補地を選定し、耕作放棄地等を活用する。地権者と締結する土地の賃借契約は、改正農地法施行後に締結を予定しており、改正農地法の第一号案件になる見込み。
 
 住友化学では今後も栽培技術や農業経営のノウハウなどを蓄積し、各地の生産者や生産団体、自治体とも協力して地域農業の活性化に貢献していきたいとしている。

【新会社の概要(予定)】
(1)社名  株式会社住化ファームおおいた(仮称)
(2)所在地  大分県豊後大野市
(3)資本金  300 百万円
(4)出資比率  住友化学37% 大分ゼネラルサービス53% 日本エコアグロ10%
(5)社長  貫和之(住友化学アグロ事業部長)
(6)借地面積  1.76ヘクタール(うち耕作放棄地活用1.06ヘクタール)
(7)施設面積  1ヘクタール(10,000平方メートル)
(8)栽培作物  トマト等
(9)栽培システム  隔離土耕等

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1260170435.pdf