2001年04月10日
エクソンモービル、メタロセン法エチレン系エラストマーの増強を計画
2003年中の稼動を目標にエンジニアリング企業と交渉中
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:エクソンモービル

 エクソンモービルケミカルは米国現地時間の9日、米国ルイジアナ州バトンルージュで2つのメタロセン法によるエチレン系エラストマーを増強に向け入札を行うため、複数のエンジニアリング企業と交渉していることを明らかにした。新設備の稼動は2003年中を予定している。
 同社のエチレン系エラストマー事業の副部門長であるElissa Sterry氏は、「我々はメタロセン技術エクスポールをベースとして、これらの設備により、メタロセン系EPDM(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)を含め、バトンルージュのプラストマーの生産を増強、エチレン系エラストマーの供給を拡大することができるだろう」と語った。また、同社のエチレン系エラストマー事業のベンチャーマネージャーであるJim Protulipac氏は、「我々はこの数年間、主導権を握り、メタロセン法エチレン系エラストマー技術の開発のために活動してきた。1998年4月以降、様々な用途の多くの顧客に、パイロットプラントでサンプル品を作ってきた」と語った。
 なお、同社は、関係会社を含め欧米およびアジア地域において、EPDMを含め広範なエラストマー製品を生産、販売している。