2009年12月24日
Jエナジー・三菱自動車「電気自動車」の納車式
【カテゴリー】:経営(環境/安全)
【関連企業・団体】:ジャパンエナジー
宮川氏(左)と相川氏=納車式で

 電気自動車(EV)向けのビジネスモデルを確立しようと、首都圏12カ所のサービスステーションにEV用充電設備の設置を準備しているジャパンエナジーに24日、同社仕様のEV・1号車(1ーMIEV)が三菱自動車から届き、納車式が行われた。

 新日鉱ビルの車寄せに「JOMO」のマークを付けた、アイボリー色の新車が横付けされると、待ち構えていた社員たちから「わー可愛いい」などと声がかかり、大きな拍手が沸いた。
 
 一見コンパクトに見えるが大人4人乗り。最高スピード130キロ。一回電気を“満タン”にすると160キロ走れるという。三菱自動車の相川哲郎常務からJエナジーの宮川雅夫専務執行役員にゴールドキーが手渡され、納車を終わった。

 宮川・三菱自動車常務は「電気で走るといっても特別扱いはせずガソリン車と同じ厳しい条件で長時間テストしてきた。将来、家庭のコンセントがガソリン・スタンドになれば、EV車の普及は早いと期待している。百聞は“一乗”にしかず。一人でも多くの人に乗っていただきたいです」と挨拶した。
 
 また宮川・Jエナジー専務執行役員は「もともとJOMOという言葉にはジョイフル、つまりカーライフを楽しむという意味が込められている。地球温暖化やCO2対策が進む中で、これから新しいエネルギーが出てくるが、私たちはドライバーとともに楽しさを分かち合っていきたい。そのためにサービスステーションのあり方などをしっかり勉強したい」と述べた。

既報 :http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=27930