| 2009年12月25日 |
| 住化分析センター、台湾で既存化学物質届出を代行サービス |
| 【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:なし |
住化分析センター(本社:大阪市、中塚巌社長)は、台湾で化学物質管理制度が導入され、既存化学物質の届出が必要となるため、来年1月からこれら化学物質の届出代行業務を行うことにした。 台湾では、GHS(注1)対応MSDS(化学物質等安全データシート)の義務化に加え、国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ(SAICM: Strategic Approach to International Chemicals Management)の趨勢(注2)に合わせて、2011年6月から新たな化学物質管理制度を導入する。これに先立ち、09年11月から既存化学物質届出の受付を開始した。 届出受付期限は2010年12月末までで、2011年1月からは既存物質であることを証明する資料が必要になる。 2011年春には既存物質リストが完成・公表され、リストに収載されていない物質は新規化学物質としての申請が必要となり、届出データなどを用意しなければならず、登録までに日数もかかる。 また、届出は間接輸出者を含む外国法人でも行うことができるが、その場合は現地(台湾)の代理人(Local contact)を立てる必要がある。また、届出物質は英語だけでなく中国(台湾)語でも記載しなければならない。 このため住化分析センターでは、国内外での化学品の各種申請業務の経験を活かし、台湾でも届出代行サービスを行うことにした。「気軽に相談してください」と同社では言っている。 <用語の解説> ■ GHSとは: (Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals)の略。化学品の分類および表示に関する世界調和システムのこと。 ■ SAICMの趨勢とは: SAICMでは、2020年までに化学物質の製造と使用による人の健康と環境への悪影響の最小化を目指している。世界各国ともそれに合わせて制度を整えはじめている。 問い合わせは、株式会社住化分析センター 総務管理室(Tel: 03-3257-7201) |